HisyST

月のHisySTのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.5
誰しもが抱えている心の闇が抉り出される。

偽善。
優生思想。
安全圏にいる優越感。
嘘。
見て見ぬふり。
仕方ないという諦め。
人の役に立つ、ということ。
人に迷惑をかける、ということ。
必要な人間と要らない人間。

出生前診断を〝受ける〟という選択。
命を選別するということ。

でも、キレイごとでは現実は生きられない。
という言い訳。


実際のさと君は所謂リア充で、何故あのような大量殺人事件を起こしたのか、今も分析や考察が行われている。

さと君役を引き受けた磯村勇斗の覚悟とその精神力に脱帽する。

(評価が付けられない、として⭐︎ゼロの人がいるので、ちょっと高めの☆にしました。)
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