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シン・ウルトラマンのHisySTのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.0
庵野秀明のウルトラマン愛。
庵野秀明が50年前に見たウルトラマンの怪獣たちが彼の中で成熟して、エヴァの「使徒」になったわけか。

ウルトラマンタロウファンとしては
もっと怪獣出してもっとバトル見せてもっとスペシウム光線とか八つ裂き光輪とか炸裂させて隊員は全員オレンジのスーツ着て山の中に駆けつけないと
もっともっと と、モットクレロンみたいになってしまった。

アニメだったらアリでも実写だとこうなっちゃうのか長澤まさみ。
斎藤工の何をもってウルトラマンに選んだのか。
山本耕史が素晴らしい。
シン・ゴジラとの時間軸。

「おお〜そう来たか」も「え〜 そうなの〜 」も多すぎて、消化するのに少し時間がかかるのは仕方ない。
だって「空想特撮映画」だから。
庵野秀明の「空想と浪漫」だから。

しかし、庵野が作りたかったのはこういうことじゃないんじゃないかという気もする。2時間で全部やろうとするから無理があるのだ。
何年先でもいい、庵野秀明の老後の楽しみでもいい、いつかウルトラマンのテレビシリーズを作ってみる、というのはどうだろうか。
一話につき怪獣は2体までとかにして、怪獣の物語をちゃんとやればいい。150話くらい?流石に50話が限界か。一ヶ月に1本で五年。主演は斎藤工というのはそのままで、斎藤工に「ジュワッチ」と是非言って欲しい。
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