毎年恒例のドラえもん映画。
今回はオリジナル作品です。
今回は変化球的というか悪役の設定含めてなかなか攻めてはいると思います。
でも全体的に雑で平板的な展開で睡魔が襲ってきた瞬間もありました。
今作は音楽がテーマ。
リコーダーがうまく吹けなくて皆んなにバカにされ音楽を嫌いになったのび太が下手であっても音楽や合奏の楽しさに目覚めていくという展開……
いやいや、のび太はなんでも不得手なので音楽苦手なのはいいですよ、でもジャイアンとしずかちゃんはキャラクターの設定として歌とバイオリンが超絶ヘタじゃないですか。
なにお前ら出来る方の立場にいてるねん。
特にしずかちゃん、お前はバイオリン担当にならな。
正直音楽が弱点の宇宙生命体に対して大合奏で対抗する展開には燃えましたし、真の地球シンフォニーでの大逆転は大好きですよ。
でもそこまでの持って行き方が雑。
なんか製作陣の伏線回収上手くしたったで〜みたいな感じが鼻につきますが、全然上手くない。
書いた事がなんでも実現する日記なんてひみつ道具を使っちゃダメでしょう。
劇場版ドラえもんのあるあるとして今までのひみつ道具を使ったらいいやんけ。という状況をどう回避するのか問題があります。
今作もはよタイム風呂敷とか使えやと思ってしまいましたね。
ドラえもん映画の最大の魅力である序盤のひみつ道具を使った子供達だけのキャンプ感みたいなのが全くないのは残念でした。
のび太の音楽家ライセンスのレベルが1人だけ最高でないのは絶対ラストの大逆転地球交響曲のシーンで最高レベルになる演出が入ると思ったのにほっておかれたのは謎です。
ちなみに平日とはいえ昼間に久しぶりの映画館で僕1人の状況でした。
子供達はみんな「ハイキュー」を観に行っているんでしょうか。