おかみにゃん

ボブ・マーリー:ONE LOVEのおかみにゃんのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.7
6/2
1976年、ジャマイカは独立後政情が不安定で、二大政党による対立は激化し、国内も分断されていた。
国民のスマイルだけを願って企画した「スマイルコンサート」だったが、ボブの人気は政争の具となり暗殺未遂事件にも発展。コンサート後に身の危険を感じロンドンへ逃れる。ロンドン滞在中に世界的な名声を手にするも、内戦の危機にまで情勢が悪化した故国への思いは絶ち切れなかった。命の担保はないまま帰国し、二大党首に和平の手を繋がせた伝説のコンサート「ワンラブピースコンサート」を開催する。

ボブマーリー好きさんにはお薦めの一本だけど、映画好きにお薦めするかと問われると???

昔ジャマイカ・キングストンのボブマーリーの元自宅の記念館を訪ねたとき、息子のジギーがピカピカのBMWに乗って現れた。キングストンの街中にはボロボロの車しか走っていなかったので「お父さんはもっと清廉な人なのに」ととても違和感を感じたことを思い出した。
この映画を観て、その違和感が正しかったことが証明された。
もう少し長生きして欲しかった。