シンタロー

きのうの夜は…のシンタローのレビュー・感想・評価

きのうの夜は…(1986年製作の映画)
3.0
エドワード・ズウィックの監督デビュー作。青春映画全盛期終わりかけの86年…ブラットパックの男女代表みたいなロブ・ロウとデミ・ムーアが主演。この二人なんでラブシーン、ヌードシーンが盛りだくさん。出会ってからセックスまでの流れが早くて、お互いを深く知らないまま、ほぼセフレみたいな関係で同棲に先急ぐ二人…うまくいくわけない。ダニーは自分勝手で子供っぽくて、まだまだ遊びたりないクソガキ。一方のデビーはプライドが高くて素直になれない、でも実は家庭的な人。ケンカと仲直りを繰り返した挙げ句、束縛されたくない、結婚も考えてない、と一方的にデビーを捨てるダニー…最低だな。いろんな女と遊びまくって、改めてデビーの良さに気づくダニー…よりを戻そうとストーカーみたいなことまでする。当然相手にされないんだけど…。終わり方は嫌いじゃないけど、友達役のバーニーとジョーンが終始鬱陶しいキャラで、全然笑えなくてウンザリ。全員頭の中セックスばっかみたいな描かれ方も、なんだかなーって感じでした。80年代っぽいファッションや小物、街並みの雰囲気は良かったです。
ロブ・ロウは人気絶頂期で、日本ではそんなに受けなかったけど、アメリカでの人気はトム・クルーズ、ミッキー・ローク並だった頃です。確かに男前でいい体してます。気の強そうなエラとハスキーボイスが特徴的なデミ・ムーア。芝居は圧倒的にロブ・ロウより上手です。まさかこの後トップ女優に登りつめるとは思わなかったです。シーナ・イーストンのSo far so goodが名曲。映画のシーンが流れるpvもイイ。
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