みんな映画が好きなんだ
シネマスコーレの誕生から変遷と井上監督の成長。
みんな映画が好きなんだなって、それだけでとっても良い作品。誰かを批判したって、殺したい相手を映画にできなくたってお金が儲からなくても、映画が好きならそれで良い気がする。もっと荒削りなものかと思っていたけど、とてもわかりやすいのに心が温かい気持ちになる作品だった。わかりやすいって言ったら怒られそうだけど。
金本が葛藤を経て自分を受け入れた瞬間。それを気にしない木全と祝福する井上のスタンスどちらも好き。
下から上へ上がってネオンでぶつかって、同じ場所なのに昼間はこんなに美しいなんて。屋上から覗く俯瞰のショットも良かった。金本と井上の微妙な間が適度な距離感。