芦花

人間の境界の芦花のレビュー・感想・評価

人間の境界(2023年製作の映画)
4.0
「ベラルーシから欧州へ「移民殺到」人道的な大問題」
https://toyokeizai.net/articles/-/470462

こんな出来事があるとは知りませんでした。
ウクライナの方を受け入れていたニュースを見て、ポーランドは人道的な国だなと思っていたのですが、まさか返す刀でこういったことが行われていたとは。
とはいえ、ポーランドを一方的に責めるも違う話ですしね。

-- 記事内の引用
ロシア「移民流入はそもそも西側の責任」
移民たちが本当に目指しているのはドイツである。プーチン大統領は、13日のテレビインタビューの中で、ドイツに行けば働かなくても高い生活保護が得られ、祖国で働くよりも多い額の支援金をもらえるのだから、移民がドイツに向かうのは当然だと言い、ベラルーシが問題なのではなくむしろ西側諸国によるイラク戦争、シリアへの介入、アフガニスタン占領がすべての発端だと主張している。
プーチンの言いたいのはこういうことだ。そもそも、アメリカやヨーロッパの同盟国たちが自分たちの理想を押し付け、中東の国々に軍事介入したために、これらの移民が発生しているのだから、その理想にふさわしい扱いをするべきである、と。一理ある主張ではある。が、移民を意図的に流入させているとすれば、また別の話だろう。


これ、本当にそう思う。
それは別の話だよ。
だからといって、問題を焚きつけていい理由にはならない。


でもこういったことが、いろいろ折り重なっている問題なんですね。
監督がプロパガンダ映画ではないときっぱり言っていたのも、また興味深かった。
芦花

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