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オッペンハイマー見に行ってきた。
よくも悪くも「アメリカ映画」だなという印象。
偏見かもしれないけど、アメリカ映画って「答えが用意された映画」という感覚。
「答え」を1つにしぼって、見る人の焦点が「そ>>続きを読む
フーダニットではなかった。
そこはあまり…というか、本質ではない。
夫婦の形、変容する価値観、蔓延っていく不満と不信感。
そんなものが雪のように折り重なっていく話。
法廷劇なので、大部分は「あなたが>>続きを読む
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いやすごかった。
ストーリー展開から、演出の仕方から、伏線の張り方から回収まで見事すぎた。
「ファミリー映画」という軸は失わず、その中にラブコメ要素と、ギャグ要素をきちんと入れている。>>続きを読む
見たいと思っていて見れなかった作品。
最近エンタメ系の時代劇が好きなのですが、こちらは現代パートと時代劇パートに分かれていて発想が良い。
最初に現代パートをやって、そこから作中作のような感じで時代劇>>続きを読む
この映画に出た俳優さん全てに喝采を送りたい。
関東大震災後、人々の不安や流言蜚語により、沢山の朝鮮、中国の方が殺された歴史がある。
この話は、その同じさなかに千葉県の福田村(今の野田市)で、香川県か>>続きを読む
特殊詐欺の受け子を差配する姉と弟。
姉は頭もよく語学も堪能で度胸もある。
弟は刑務所を出たり入ったりで、頭も悪い小物。
ただ、姉を心底慕っているのが端々から本当に伝わる。
そんなふたりが、ひょんな>>続きを読む
隠棲先のベネチアで起こる事件。
ケネス・ブラナーのポアロは、過去を悔やみ、愛する人を忘れられないことを去勢を張ることで耐えて生きている、いわゆる「人の痛みを知る人」として描かれています。
私はこの人>>続きを読む
ヨーロッパ随一と言われた王妃の、愛と抵抗と渇望と虚しさが折りたたまったような映画だった。
娘、息子、夫を愛しているのに理解されない、できない苦しさと虚しさ。
心の悲鳴を「奔放」と捉えられてしまうやる>>続きを読む
ホラーというよりは、アクションでした。
悪魔というか、クリーチャーというか。
見ている際の心持ちとしては、バイオハザードに近いかな。
でも勧善懲悪でしたし、ハラハラも出来て、手に汗も握ったし、見終>>続きを読む
「リバー、流れないでよ」が面白かったので、前作も早速見てみました😆
こちらは2分のタイムラグをうまく使った作品。
「絵の中に同じ絵があって、その絵の中にも同じ絵が…」という合せ鏡の状態を「ドロステ効果>>続きを読む
素晴らしかったです。
妻を愛しながら裏切りもしていることに苦悩しつづける夫
全て察していながら、気丈に振る舞い支え続ける妻
夫婦の絆を肌で感じていながら、止められない想いに身を焦がす青年
三者三様>>続きを読む
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吹替版にしましたが、良かったですよ。
人種の件は気にならなかった。
トリトン王の娘たちを七つの海に準えてたのうまい解釈だなと思ったんだけど。
それでいくと、アリエルはカリブ海辺りを担当していると解釈>>続きを読む
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「怪物とは何なのか?」という問いかけが与えられた作品。
・誰かが誰かの怪物になってしまう。
・誰しもが、自分の中に怪物を飼っている。
・牙を剥くつもりはなくとも、知らないうちに誰かを傷つけていること>>続きを読む
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閉鎖的なコミューンで繰り広げられる会話劇。
虐げられ、支配下に置かれ続けた女性達が、男性がいない間に「赦すか」「闘うか」「去るか」を決める会議を開く……という内容。
女性達は字が読めず、世界を知らず>>続きを読む
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オリジナル版未見。
なのでこの映画のみの感想です。
登場人物みんなクズでした。
いいクズとか、気持ちはわかるクズとか、それはしょうがないかークズとかじゃなくて、真っ当なクズ笑
なので、心も痛まずス>>続きを読む
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美しく、教養もある幼稚園教諭が森にある教会で会合を開く。
一見優雅なお茶会にみえるその集まりは、白人至上主義者たちによるレイシストの会合だった。
というような内容です。
「良識」はあるけど、「良心>>続きを読む
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原作未読です。147分
一人の青年の人生を追体験するような作品です。
街に住む11歳の少年が、山の村でひと夏を過ごすことになり、村にいた同じ年少年と仲良くなる。
山での生活は楽しく、街の生活に閉塞感>>続きを読む
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一流だけれど、コミュニケーションにちょっと難があるシェフと、移民支援施設に暮らす子どもたが、料理を通して交流していくお話。
意外な掘り出し物を見つけた気分!
よく見つけた私!と、自分を褒めました笑>>続きを読む
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いや、凄かった。
予備知識無く見たので、正直ちょっと理解しがたいところもあったのですが、パンフを読み返して「あ、あああー!(なるほど!)」みたいな。
非常に細かいところに伏線が散りばめてあって、巧>>続きを読む