Moomin

平行世界のMoominのレビュー・感想・評価

平行世界(2022年製作の映画)
4.0
山形国際ドキュメンタリー映画祭Day1

アスペルガー症候群の娘を抱えた母
その二人が生きた日々と記録映画

娘の成長に、じっとカメラを据える
娘と母の対話 これが主軸となる
成長に対して対話の進歩があるかというと正直難しい しかし記録としての価値
母が娘と向き合った記録にはとても価値がある

印象的なのは
父とフランス?での生活の為母親としばらく別居 駅のホームで母親を見送るシーン
母と娘の愛が映像として記録されていてとても素晴らしかった
日々の記録に当たり前かのように存在させるカメラ これは母の1つの努力の結晶であるだろう

鑑賞後挨拶では監督の母が第二の娘であるメイメイ(羊のぬいぐるみ)と登場
娘さんに持ってってと言われたとか何とか
そこも含めてとても仲睦まじく良かった

生意気にも1言いうと
180分には180分の理由が必要だと自分は思ってて
観客がいて成り立つ映画、もちろん簡単に鑑賞できる時間ではない
セルフドキュということでどうしても切りたくないシーンや撮影日数から素材の多さを考えたらしょうがない部分もあるが
意味が重なる連絡のシーンなど残酷にも切る判断が必要だなと感じた
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