れちゃん

ある閉ざされた雪の山荘でのれちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作・東野圭吾
だけど
あくまでも”ベース”
書かれた頃とは時代が全然違うからそれがあるから”今のもの”として描くのは当然のことで
ただ、意図が変わってしまってる部分があるのはどうなのかなと思うところが多々ありで
「これは別物って考えた方がいいんだろうな」
と観終わった後に想った

そもそもオープニングから全く違うし
なんであれを海の近くの別荘にしたんだろう?
なんか理由があるのかな?って思ったけど特に”海”は関係なかったみたいで
まああの”事件”ってか”事故”の発生場所が全く違うから
”山”にする必要はなかったんだな
っていうか山にはできなかった何かがあるのかも

雪の山荘
とは全く違う環境で
それを演じる・演じさせる
っていうギャップを見る側にも楽しませる
っていう意図があったとかかな?

あと主人公があの2番目に”殺された”彼女が好きで気になっててこれを機にお近づきになりたい
って想ってた野望は綺麗さっぱり存在してなかった

あくまでも、トップ俳優を”尊敬して憧れてあのオーディション受けたんです”っていう体は最後まで変わらずだったし
あくまでも恋心を抱いてるのはあの彼だけで

あとはオーディションの場面
彼女にあれを言わせるために作った脚本なんだろうけど
あれを強調させることで彼女の”意思”を際立させる為だったんだろうな

でもベースとはいえやっぱり「さすが東野圭吾」で
最後までどんでん返しだったけど
原作読み終わった時点で
ちょっとした物足りなさを感じたんだけど
あのまんま映画はないだろうな
って思ってたら
なんだか綺麗に丸っと納まってた
ある意味ベタな終わり方だった

堀田真由ちゃんが
原作だとあまりそういうのなかったけど結構”嫌な女”役を醸し出してて
よかった←褒めてる

配役のキャラが
当たり前だけど”現代風”になってるのはしょうがないかな…

っていうか
そもそもなんであれだけ前の作品をこのタイミングで映画化しようと思ったのだろう…
れちゃん

れちゃん