たらお

ある閉ざされた雪の山荘でのたらおのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.5
原作未読(ただ、トリック等は過去に知人からバラされている状態で鑑賞)
劇団員7人がオーディションのために山荘に集められるが、そこで実際に殺人が起きてしまうお話。
登場人物がみな役者なので芝居論、劇団員の苦労などのやり取りに花が咲きます。
「演じる」ということを語るところはいいシーンでした。

「役者は嘘をつくのが仕事」
という台詞がある通り終盤まで何が嘘なのかわからずに進行するのですが、トリックが解明されるときには「嘘」と「演じる」ってそういうことね! と納得しました。
今までの小さな違和感もそういうことだったのか! とスッキリです。
それと間取り図を用いた演出と状況説明には唸るものがありましたね。
劇団員という設定ならではのフィナーレには拍手を送りたくなりました。
たらお

たらお