パン

ぼくは君たちを憎まないことにしたのパンのレビュー・感想・評価

4.1
予告編見て気になったから鑑賞してみた。
2015年のパリ同時多発テロ事件の被害者を描いた映画。 
あの事件はかなり鮮明に覚えてるがもう結構時間経ったな…
本当にショッキングだった。 

タイトルからもわかる通り、赦しに関する内容となっている。 
愛する妻の命を奪われた父親の葛藤と決断。  
ただこれタイトルが最大のネタバレになってるような気がする。 

ネットのコメントとかの描写がシンプルかつクールだった。
邦画だと画面の中央にバカでかい広告みたいなダサい表示されるからこの映画見習ってほしい。 

素晴らしいものを見ようとしない、世の中の暗い面しか見ない犯人たちと同じく憎しみに囚われた人間に自分の息子を育てないための決断とのこと… 
とても良い考えだなって思った。
このパパは実在する人物なのも凄い。
テレビにママ映ってしまい子供が見ちゃうシーンとか残酷だったな。

以下本編のセリフを一部引用。
「君たちに憎しみは送らない。君たちの憎しみに怒りで答えたら同じ無知に屈することになる。君たちは望んでいる。僕が恐れ人々を疑い、怯えて暮らすことを。君たちの負けだ。人生は続く。」
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