このレビューはネタバレを含みます
本屋大賞の作品、気になっていましたが未読でした。
誰にも気付かれない52ヘルツの周波数で泣き叫ぶクジラに例えられる人たちの物語
鑑賞後、映画館を出るとそのまま紀伊國屋書店へ直行し、表紙だけ確認して会計へ並んでしまいました。
そんな稀な作品でした。
育児放棄や虐待、
家庭内DV、
ヤングケアラー、
トランスジェンダーに対する偏見、
リストカット、
あらゆる社会問題が詰まってました。
娘でも息子でもいい、
生きてて欲しかった
心の底から声が印象的です。
すすり泣く声に包まれていた劇場内、
とても良い作品でした。
午後から仕事を休んでの鑑賞、
充実した午後休になりました。
志尊淳、
いつもはチャラそうな役が多いイメージだったのですが、冷静で誠実な役柄でした。丁寧に演じている印象でした。
2024.4追記
小説読みました。常に本作品の役者の顔をイメージしながら読みました。映画では描かれていないなと思ったのは、血が繋がっていない子どもを引き受けることはとても困難でありハードルがたくさんあること。