トムトム

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~のトムトムのレビュー・感想・評価

3.5
全然期待していなかった故にめっちゃ良いやん。
舐めてた映画が面白かった、ナーメテーター映画です。

eスポーツを題材にしたほろ苦青春映画です。
監督は良作青春映画「のぼる小寺さん」の古厩智之監督。
この人は要チェックやわ。

役者陣が良い。
特にアンダードッグスの3人。

鈴鹿央士は背も伸びて凄くバランスが良くなりオーラ的なモノがあります。
何かわからないが観客の目を惹きつける力があります。

こういう作品では欠かせないバイプレイヤーとして最善の仕事をこなしたVtuberにハマっている小西君を演じた小倉史也も良い。

新たな名脇役誕生かと思ったら26歳と割と年嵩で驚きました。

そして見た目的にトラブルメイカーと思いきやブッチギリでハードな家庭環境の中で前向きに明るい奥平大兼にグッときました。

彼らの置かれた境遇はスタート時よりも確実に悪化していきます。
eスポーツに出会ってみんなや周囲も前向きになって全てが解決するなんていう安易な展開でないビターさは好みです。

eスポーツの魅せ方に苦慮している様に思います。

eスポーツの大きな弱点は興味の無い人が見ても分かりやすい面白さが提示しにくい事だと思います。

そういう意味ではチーム戦と言う事もあって「ロケットリーグ」はいい選択ではないでしょうか。

タイトルにある通り、勝つとか負けることなんてどうでもよくて、何かを思い切りやりたいというのはどの世代にも刺さる展開だったと思います。

あと今作の最大のサプライズは花瀬琴音の超絶な可愛さ。
学生時代はクラス全員彼女に恋してたと思いますよ。
トムトム

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