caramel

アイアンクローのcaramelのネタバレレビュー・内容・結末

アイアンクロー(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

『コール・ジェーン』と続けて観たため疲れが出たか、前者があまりに自分ごとだったのに対してこちらはプロレスにもなじみがなく、私自身が女系家族で育ってしまったからか、呪いとされた家父長制の悪しき習慣を断ち切るケビンの勇気ある行動には関心したものの、それ以上の感情が動かず。

ザック・エフロン演じるケビンを差し置いて、父に「華がある」と言わしめたデビッドを演じたハリス・ディキンソンの画面の支配力が素晴らしく、彼の退場以降正直急速に作品への興味が薄くなってしまった。

身体づくりに目を奪われがちだが役者陣は表情や仕草、細かい感情の揺れの表現も丁寧で、ドラマとして見応えがあるのはたしか。
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