ふた昔ほど前の『生きない』(大河内奈々子さんが良かったわ)と被ってしまって見逃すところでしたが、映画監督の岸本景子さんに堤健介さんが脚本やってたり保坂直希さんがプロデューサーだったりなんだと教えていただき急遽映画館へ。
舞台挨拶(シアターセブンでは最終日なのにありがたいことです)にはキトさんと一緒にまさかの堤さんも登場で、ほんと見ることができて良かったです。
役者さんたちがそれぞれに熱心で気合いが入っていて、現場の雰囲気がよく伝わる熱い映画でした。ある種成功した学生映画のような。
冴えない町の弱小暴力団のお世継ぎ問題を描くストーリーそのものに特に新規さはありませんが、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンに見えなくもない男性二人の腐れ縁は十分に伝わりました。
お相撲シーンで歯の5、6本も折れるのかしらと思ったら意外とソフトな立回りだったのと、いくら組が弱小だとはいえ、あのサイズのメルセデスに頭目が乗ってるのには笑ってしまいましたが。
キトさん、役者も良いですけど監督としての次回作が待ち遠しいですね。