SaltburnのFumieのネタバレレビュー・内容・結末

貧しい学生が富豪の学生に憧れて恋する様子は『太陽がいっぱい』『リプリー』のよう
あと『パラサイト』も
でもオリヴァーは別に貧しいわけではなかったから貧富の差ゆえの感情というより、馴染めない大学生活とゼミ(ゼミなのかな)での様子なんかを見ていると拗らせたプライドに高さがあり、数学の天才くんとは仲良くするつもりもなく、嫉妬と自分のプライドにために他人を認められないんだろうなと思った。
とはいえフィリックスを愛していたことには変わりなく、憎さと愛情って紙一重よなと思いながら見てた。
不快な家族だったもんね、世離れしてるというか、自分たち以外の人間への卑下がすごいというか。

絶対こんな偶然バタバタ不幸訪れないからオリヴァーの仕込みがあったんだろうと予想しながら最後のネタバレ待ちをしてしまった。
最近では特段物珍しい展開ではないにしろ、バリーコーガンの不穏な演技は相変わらず天晴れだし、ロザムンドパイクのちょっと思慮が足りなさそうな奥様が上手だった。