方眼

Saltburnの方眼のネタバレレビュー・内容・結末

Saltburn(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

2023年”Saltburn”。ナイススーツの新入生オリバー、オックスフォード大に入学。メガネの数学オタクしか話しかけてこない。アメリカンブラックとのハーフらしいファーリーと、ゼミでマウント取り合い。そんな日々に長身貴族ボンボンのフェリックス登場、アクシデントが数回あり彼らの距離は縮まっていく。アナベルとの気まずい夜、その後フェリックスに我が身の不幸を吐露し、夏休みをソルトバーンのお城で過ごすことに。父の名を書いた石の始末、エルスペスの友人パメラ評など、ちょっとした描写が後で効いてくる。どんな話か予想もしないで観たので、展開から展開、どこに行くのか「パラサイト」的。英国皇室も連想。実家行きから庭園。大体見えてきたラスト近く「リプリー」や「嵐が丘」系の主人公で謎解きもちゃんとしてくれるが、そのせいでイカれた多面性がちょっと減る。接触、体液、粘液、見せ方は抑制されているが印象的。朝食の目玉焼きはオフィシャルには堅焼きを欲しているが、実は生焼きが好きでダンカンに試されていたのでは。
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