はな

ビニールハウスのはなのレビュー・感想・評価

ビニールハウス(2022年製作の映画)
3.8
韓国のサスペンス。すっごく良かった!
ビニールハウスを住居にしているいわゆる貧困層の妙齢女性が主人公。
少年院に入っている息子とまた暮らしたいという夢を持ち、色々と奮闘している中で、ある事件をきっかけにピタゴラスイッチのごとく物事が悪い方に悪い方にカチカチはまっていく、という感じの話。なんでこんな悲惨なシナリオ思いつくのっていう、見てらんないような内容なんだけど、だからこそ目が離せないという映画でもあった。
伏線の立て方がうまく、あの描写がここで生きるのかー!という気持ちのいい映画的快感もしっかりあるし、不謹慎なのかすらよく分からないけどなんだか笑ってしまうようなブラックユーモアも端々にしっかり用意されていて、めちゃくちゃうまい映画。そして監督はまだ29歳の女性という事らしく、この先ドンドン大きくなりそう。イ・ソルヒさん。
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