はな

哀れなるものたちのはなのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
めちゃくちゃ楽しみにしてた本作だけど、期待を裏切らない大傑作だった。
140分の長尺作品だけど、シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、ダレる事なく観ることができる。
モノクロからカラーに切り替わるところでめちゃくちゃ笑ってしまったし、笑えるパートは随所にたくさんある。 フェミニズム的な観点でも語られる本作だけど、純粋にエンターテインメントとしてめちゃくちゃ力があるので、余計な事考えずに観る方が正解なような気がする。
主演のエマ・ストーン、個人的なイメージではアメスパのヒロイン役や、ゾンビ映画のかわい子ちゃん役みたいな、まあまあテキトーな役柄でしか認知してなかったのだけど、すごい俳優なんだなというのをこの映画を通して認識できたのはとてもよかった。 この先ティルダ・スウィントンのような変幻自在の俳優になって欲しいなと願う。
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