一人旅

靴みがきの一人旅のレビュー・感想・評価

靴みがき(1946年製作の映画)
3.0
ヴィットリオ・デ・シーカ監督作。靴みがきを生業とする二人の少年パスクァーレとジュゼッペ。夢だった馬を買い取って上機嫌の二人だったが、ジュゼッペの兄が絡んだ闇商売に巻き込まれ、投獄されてしまう・・・。親友だった二人も、パスクァーレの優しさが仇となって仲が引き裂かれてしまうという不条理。さらにはジュゼッペと同じ房にいる卑劣な年上の少年も二人に悪影響を及ぼしていく。最後はどうしてこうなっちゃうの?という悲しい終わり方。時代の混乱さや貧しさが幼い少年二人の夢まで失くそうとする。
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