靴みがきの作品情報・感想・評価・動画配信

『靴みがき』に投稿された感想・評価

3.9

ネオレアリズモの入口はゴールデンコンビ。

第二次大戦後の厳しい現実をリアルに映し出しているのに、白馬の存在がそれを寓話っぽく魅せていて、芸術性の高さを感じさせてくれるところが◎

特にラストシーン…

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か
-
貧困の行き先は貧困でしかなくそこから逃げることも馬に乗ることもできない
このレビューはネタバレを含みます

子供たちや動物、天使のようなラッパ吹きを見ていると貧しさもここが少年院だということも忘れてしまいそうになる。親を選べず牢屋も選べない。どこか母体を思わせる少年院を見ていたら、不安定な時代では"おめで…

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このレビューはネタバレを含みます

戦後イタリアで貧困層の少年2人が闇取引を手伝ったことで刑務所に入れられてしまい、さまざまな行き違いから友情が壊れていく。

デ・シーカの描き出す戦後のリアル。
貧困でありながら夢だった馬を買うお金を…

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3.9
本当に救いのない物語であろうか?
この映画に込められた思いは強い。
素晴らしい映画だと思う。
辛い…想像以上に救いがなかった。

ネオレアリズモ作品は続けて鑑賞できないな…
ノノ
4.0
デシーカは貧困層にいる子どもたちを容赦なく描く。汚らしい牢獄の中で光にてらされる少年たちの綺麗な顔、燃え上がるフィルム…構図が美しい。靴みがきシーンは10秒くらいしかなかった。
vivo
4.0

拗れた友情が生む悲劇が哀しい。大人たちの怠惰によって存在している不安定な社会において、いつも最初の犠牲者になるのは、限定的な知恵と力しか持たない純粋な子供たち。そんな、誰もが認識しつつ手をこまねいて…

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3.5

戦後イタリア。
少年2人は靴磨きや雑用などして貯金していた。2人は共通の夢である馬の購入を達成したが、冤罪で捕まってしまう。
少年院で2人は数奇なすれ違いから仲違いしてしまう…。

デ・シーカの初期…

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名匠デ・シーカの「自転車泥棒」に先立つ。イタリア・ネオリアリズモの代表的作品。原作脚本は チェザーレ・ザヴァッティーニ。デ・シーカとの最初のコンビ作で、以後デ・シーカ作品に欠かせない共働関係となる。

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