じょり

アタラント号のじょりのレビュー・感想・評価

アタラント号(1934年製作の映画)
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新婚さんを演じた俳優方ももちろんいいけど、名優ミシェル・シモンとニャンコたちの存在感たるや恐れ入りました。めでたしめでたし👏しつこい物売りの青年はちょっと怖かったけど(笑)

世界恐慌後の不穏でキナ臭い年に、こんな多幸感溢れる映画を製作し発表した事実を考えるだけで泣けてきます。当時、本作が観客から過酷な日常を101分間忘れさせたのは想像に難くありません。ジャン・ヴィゴ監督、温かい人だったんだろなぁ。

これは良い意味で点数がつけられない歴史的名作。
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