じょり

夢見通りの人々のじょりのレビュー・感想・評価

夢見通りの人々(1989年製作の映画)
4.1
①いくら何でも波の音だけ収録のカセットテープ2本で¥4,000超も払うかしかし度 66% (気持ちは分かる)
②内心キレてるのにキレずに受け容れ許す繊細な役を務め上げた大地康雄をもっとみたい度 90%
③鶴橋が舞台と知り、ホームへ降りてすぐ香ばしい匂いが漂う駅ホームを脳内リプレイできた感性豊かな方の割合 29%

初主演の小倉さんと先日鑑賞した新作の青シャツ男とがダブる…30年前のモブキャラも🐇もHave a great dayしてんだよ!

映画でも漫画でも、きちんとお年寄りを描き切っているか否かの差が作品の質に与える影響って計り知れない、と痛感させられた乙羽信子の絶妙なお婆さんのくだり、からのユル〜い(調子いい時の)吉本新喜劇調の流れは映画的スケールのコクがあってイイ!テープのオチなんかも同様で分かってても切なく笑える所、巧みであります◎…ハイライト・マイルドは良いデザインのパッケージだったな(しみじみ)

経験不足のイケメン俳優が出て来て演技の波長を乱さないだけでも価値ある本作、最初から森﨑流全肯定型EDへなし崩し一直線ですが、タモリ倶楽部の鉄オタ回の時くらいハッスルしてる原田芳雄のアクト、特に高めの球に滅法強そうなメンタルリセットな素振りは最高。てかあき竹城やギバちゃんがマイルドに感じるくらい他キャラが濃厚なのはどうかしてる。すまけいさんの関西弁+マントヒヒは秀逸。
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