①「クリ爺がメキシコで着替え？これきたんちゃうか！？」な感じで、何か想像が先走ってしもた度 44%
②馬で国境超えフェイント度 91%
③数々のマッチョを演じてきた御大が口にするからこそ、含蓄あるマッチョ観が胸に沁みる度 128%
コンドロイチンなど年配向け通販CMに出演したら爆売間違いなしなお元気さのクリ爺を拝見できて何かうれしいですはい。
声を荒げるかorボソボソ一方的に読み上げるかみたいなセリフの二極化ではなく、感情のグラデーションを味わえる会話がナイス◎濃い味付けに慣れがちな現代にあって、上品なお出汁のような本作の存在自体に救われますね〜。自信がなきゃ撮れないし、たいてい説教くさくなったりと。
シンプルな筋書きの上に良いタイミングで投下されるクスッとしたユーモアから、撮影や台詞はUSAでも中身が欧州ぽい印象で、やっぱ若干カウリスマキファンじゃないか監督？
目的地が同じなら、最近のイキったデザインじゃなく、余計な機能なんて積んでない往年の名車で行く方が楽しいみたいな哲学的作品。また新作みれたらいいなぁ！
