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マリの話のbarakachanのレビュー・感想・評価

マリの話(2023年製作の映画)
3.7
よく分かったような、分からなかったような、でもなんだか面白かったような気がする話。短編4本から構成されていた。

中島歩さんと監督さんのトークショー付だった。中島歩さんは、いつものゆっくりと、少し低めの声で、監督さんの面白さを、ご自身の映画感とともに引き出してくださり、さすが人気俳優で、とても頭のよい方なんだと思った。
中島さんの日本映画はストーリー重視の傾向があるが、こんな映画もあっていいということをお見せできたのでは、との話に納得。他もピエール瀧のエロい感じが良かったというのも頷くしかなかった。キスしようとしえ失敗するときも、こんなふうにこの人するんだ…となんかリアルでみてたので、笑ってしまった。

この映画に関係ないけど、中島さんはお顔も彫りが深く印象に残るお顔で、今後も活躍されるんだろうと思った。

監督曰く、先にフランス滞在時に作った短編4話目を見せるために、映画の中の映画の構成にしたそう。その短編映画はテーマがイメージでセックスすることで(ビフォアサンライズと正しい日、間違えた日が好きで、そこに共通するからと着想)、そんなことを考えて、映画にする、ということじたいが、この監督の面白さだと思った。

この監督、発想が自由だから、この先案外面白い映画を撮ってくれるような気がした。応援!
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