こんな素敵な映画を作ってくれるアキカウリスマキに感謝しかない。
私が死ぬまで作ってほしい…
生きるのがうまくない2人の男女が主人公。きっと若くないのに、独り身なのはわけありなんだろう、と感じさせる。
映画館でゾンビ映画を今までで一番笑ったというのもいいし、連絡取れなくなったから、毎日映画館で待ち続け男、そしてタバコの吸い後で察する女。何もいいことがないような人生に光が差した美しさ。
アンサは仕事がどんどんきつくなるのに、いつも赤を基調とした洋服を着てるのが大好き。それが彼女の素なんだろうな。事故に合って来れない彼を待ってたときの黒地に花がらのワンピース、すごく可愛かった。
浮き雲もそうだけど、ツイてるとはいえない2人が寄り添って、少し上を見て歩く感じが好き。
パンフレットもとても良かった。ユーロスペースのアキへの愛を感じた。