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勝手にしやがれのcのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
2.7
即興演出、同時録音、ロケ中心を手法的な特徴とした、「ヌーヴェルヴァーグ」の代表的な作品。
はー、なるほど。
映画通でない私には、オシャレで虚ろな映画という感想しか出ず。
どこを切り取ってもオシャレな絵になる、そんな映画。ジャケットからめちゃくちゃカッコいいし、可愛い。

ジャンポール・ベルモンドの自堕落で掴みどころのない空気感とくわえ煙草のかっこよさは抜群。
この映画で人気スターへとなったそうですが、その後ゴダール監督とは決裂した様ですね。
ベルモンドが演じるミシェルとパトリシアのとりとめない、中身が薄い会話とダラダラした2人の交わりそうで交わらない風景をずっと観ている感じで、面白いことはない。
人殺すわ、泥棒だわ、全てにだらしないわ、短絡的な思考で、パトリシアにネチョネチョしてるミシェルの挙動を見続けているのも 変な気分。
それでもパリの時間のバックにオシャレなcafeミュージックのようなjazz曲、ミシェルのセシルカットも相まってかっこいい雰囲気を醸し出すオシャレな若気の至り恋愛映画でした。
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