金子修介監督の「ゴールド・ボーイ」観て来た。
実業家の入婿である東 昇は義理の両親を崖の上から突き落として殺害する。ところが3人の少年少女がその現場を偶然、カメラに撮ってしまう。それをネタに少年たちは東を脅迫して大金をせしめようとしたからさぁ大変ってな話。
中国でドラマ化され人気を集めたズー・ジンチェンの小説が原作らしい。友人に勧められ評判もいいらしいので観に行ったんだがなるほど面白かった。ハードル上がってたせいか正直、驚くような展開でもなかったが少年らの芝居や「ドライブ・マイカー」を思い出す岡田将生の狂気じみた芝居は良かった。
展開としてはちょっと都合良すぎかな。夏月が自分がやるって言わなかったらどうしてたんだろ。
あとここ音楽いらないだろってシーンが散見。急にシーンが安っぽくなって今どきあれはちょっと古く感じて冷めるかも。
金子修介監督といえば「平成ガメラシリーズ」や「デスノート」だが私は「1999年の夏休み」や「クロスファイア」が好きだったな。
↓以下ネタバレ有りです。
夏月が自分が手を汚すって言わなかったらどうしてたんだろ。恋愛感情煽って言わせるように仕組んだ？いやいやいや…
あの状況で咄嗟に隠れて刑事にスマホから電話するって。急に愛すべき息子がまさかそんな事をしてたと知って冷静過ぎるのではって思ってしまう。
エンドロールに倖田來未の歌が流れて一気に2時間サスペンスドラマ感が… まぁ何でもないシーンにかかる音楽で嫌な予感はしたのも確か。色々勿体無い気がしました。
