Shu

落下の解剖学のShuのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
「落下の解剖学」観てきた。
お話は雪山の山荘で旦那が転落死した。事故かと思いきや妻のサンドラに殺人容疑の目が向けられる。現場に居たのは視覚障害で11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で夫婦の秘密が詳らかになってゆく…
キービジュアルから「ファーゴ」や「ウィンドリバー」みたいなのかと思ってたらがっつり法廷劇でした。
事故か自殺か殺人か、映画の客も傍聴席にいる気分になる。それだけ生々しく感じた。何が真実か何が嘘か盲目の少年は何を語るのか。少年と共にいる盲導犬か実にいい味を出していました。
劇中で流れる曲はあっても劇伴は最後しか流れなかったのが印象的。なかなか面白い雰囲気の作品でした。アカデミー賞にノミネートされてる本作。受賞はどーかな。「哀れなるものたち」は強敵だぞ。
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