イオセリアーニの映画は何を見ても本当につまらないし名前も全然覚えられない。今だってオセタリアーニとかイオセリターニとか書こうとしてしまったのでついコピペしてしまったほどだ。それはともかくとして全然おもしろくない。これだっておもしろくないが、でもなんか幸せな感じではある。
おもしろいとかおもしろくないとかそういうことじゃないんだろうな。バカンス映画というジャンルなんだろう。ほんのりとしたユーモア漂う田舎生活の淡々スケッチ。その調和をかき乱すように鳴り響く楽団の演奏。田舎の人にとっても楽団の人にとっても慎ましくも豊かな非日常の体験。動物たちの自然体の名演には心が洗われる。いいっすね。浸る映画だ。