majizi

清作の妻のmajiziのレビュー・感想・評価

清作の妻(1965年製作の映画)
4.5
村八分の壮絶さを語る作品。

単にひとりぼっちというよりも、共同体から疎外されて虐められる辛さ。
弱いものいじめの態度は、それはそれは下劣で品性がまるでなく、手のひら返しも凄まじい。

時は明治。
気軽においそれと引っ越せば生きていけるという世の中ではないことが哀しい。

鐘をカンカンする田村高廣が暑苦しくて俺が村を調教してやる、教えてやるおじさん態度がめっちゃウザかったので、身体を犠牲にしてこその理解というのは残酷だけれど支え合って生きる選択を出来て良かった。
majizi

majizi