あ

清作の妻のあのレビュー・感想・評価

清作の妻(1965年製作の映画)
3.9
まず朝っぱらから鐘をぶち鳴らす清作からして相当にネジが外れてますが、早すぎて俺でなきゃ見逃しちゃう目潰し、どういうわけかいる亜星(絶対違う)と、あまりにもエキセントリックな映画でした。

中でも印象的だったのが、女子刑務所の謎の広間です。まず船を繋いでいるとでも言わんばかりの太すぎる鎖が画面いっぱいに現れたかと思ったら、女囚の群れから外れたお兼が一人外れたところで足を繋がれて立っていて、刑務所のような人口密度高めの閉鎖空間でさえお兼は孤立しなければならないのか...と思わされました。
あ