ルイまる子

ニューヨーク・オールド・アパートメントのルイまる子のレビュー・感想・評価

4.0
ポールとテイト不法移民の男の子可愛かったなー。ラファエルお母さんも綺麗だったし、ニューヨークの片隅で差別され、虫ケラ扱いされる彼ら達から目が離せない。最初メキシカンだと思って見ていたが、ペルーからの移民だったんだね。又、お母さんとブリトー屋を始める自称作家男はスイス人だったと最後に知った。

英語学校で隣に座っていた美人のクリスティンは多分東欧からの移民かな、少年たちは恋をするが、彼女は実は娼婦で金を稼いでいた。稼いだお金は服役中の彼氏に送金していたのだ。

【ネタバレあり】
途中からミステリー仕立てになって行く。受刑者のクリスティンにラファエル母さんが

何故殺したの?

など訊くから、少年2人が殺されたのかと思い、こっちは視聴しながら絶望で真っ青…でもそうではなかった。真っ直ぐなクリスティーンは自分を騙した彼氏を殺害する前に彼らの願いを叶えてあげる。
私のこと訊かれたら良い人だったと言ってね、と童貞2人を連れて行く。ゴキブリが這い回るモーテルだけど、なんか温かい時間で泣けたね。

真っ直ぐに、ピュアな心の人達が、貧しく虐げられながらも、必死に生きる。彼らが交差する街ニューヨーク。美しい作品でした。
ルイまる子

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