さんしち

仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦のさんしちのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ガッチャード』はここまで全話視聴済みだけど、『ギーツ』は序盤のみ視聴+SNSで見た知識のみで鑑賞。
とにかく要素が多く、目的がコロコロ変わっていくのについていけるかどうかで評価が割れると思う。釘宮、Xウィザード、ギーツケミーとボス用ゲストが3つあるのが流石に渋滞している気がしたので、Xウィザード(黒幕に利用されるレベルナンバー10ケミー)とギーツケミー(英寿のパーソナリティにまつわる存在)を文字通りガッチャンコできたらもう少しまとまったのでは……とは素人考えで思ったり。
個人的には前半のレベルナンバー10捕獲(していいのか?)パートで展開上ギーツキャストが全然ロケにいないのが気になってしまって、そこで出鼻をくじかれたかもしれない。スケジュール先行かシナリオ先行かはわからないけど、やっぱり両作キャストの芝居の掛け合いがもっと見たかった。それと、浮世英寿はあのキャラクターならもっと完全無欠にカッコよくしても良かったんじゃないかな。ただ、これは「TVを見てないからカッコいい俺様キャラが見たい受け手(私)」と「TVでカッコいい英寿を描いたから人間らしいところを見せたい作り手」との意識の違いもあるかもしれないなあ。
ガッチャ側の目玉イベントとして用意されていたのはりんねちゃんの初変身。ガッチャードにはスパナの「鉄鋼」しかり錆丸先輩ドレッドしかり「変身」というフレーズを際立たせようという意図があり、それがここでも感じられたのが好きだった。TVシリーズとの連動については公開前よりも公開後の方が重要と思われるので、次回以降どう拾っていくかがこの映画の企画面の評価の分かれ目だとも思う。しれっとマジェードになっても面白いけど、それが販促的にどうかとかは気になるなあ。
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