このレビューはネタバレを含みます
集大成という意味では「ゆめみる少女」の方がそれっぽく、前段である「おでかけシスター」が花楓の受験を中心にわかりやすく起伏のあるドラマをやっていたのに比べると、かなり淡々としたつくりだな、というのが第一印象。ただ、その分普遍的な家族の話にもなっている気がして、思わず自分を省みるような映画だった。咲太の話というのも、ゆめみる少女とはまた違った形で締めくくりに相応しいエピソードだった。
明確に謎めいた要素が散りばめられているけどそこはあんまり触れずに終わって、原作ネタかなあなんて思っていたら最後には大学生編のアニメ制作告知も入っていた。アニメの方も長いシリーズになっていきそうで、引き続き楽しみな作品。
