J四郎

スーパーマン リターンズのJ四郎のレビュー・感想・評価

スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)
3.8
当時、19年ぶりの映画化となった第5作目。
監督はあのブライアン・シンガー。
スーパーマンは劇中の時間で5年ぶりに地球に戻って来たという設定。
Ⅱ冒険篇の続編という内容でⅢ、Ⅳは無かった事にされている(笑)
個人的にはそれで正解だと思う。

今回スーパーマン役はブランドン・ラウスで顔といい体格といい、実にスーパーマンらしさに溢れている。
特にクラークのときなんかバッチリなのでは?
契約が切れたとかの理由で現行シリーズはヘンリー・カヴィルに交代している。その彼に勝ってこの役を掴んだだけの事はある。
そのブランドン・ラウスは今はドラマのARROW等で別のDCヒーロー・アトムになってます。

映画の冒頭であのテーマが流れる!やはりコレがなくては。
さて5年ぶりに帰ってきたスーパーマンだが、その間に彼は浦島太郎状態になっていて、元カノ・ロイスは男がいる上、子供までいる。
このカレシ役、よくみたらX-MENのサイクロプスじゃないか(笑)
この人にも活躍シーンが用意されております。
その久しぶりの登場シーンは墜落する飛行機をキャッチして野球場に着地する。個人的には一番上がったシーン。
旧作のヘリの時みたいに、飛行機は統計学的にみても安全な乗り物ですよ!と業界への配慮も忘れない。
今回も無敵ぶりを見せつける彼は眼球に弾丸を食らってもヘッチャラ!
これは当時の宣伝でもよく流れていたが、どんだけやねんと(笑)

そんなスーパーマンすら食ってしまうのが宿敵レックス・ルーサー。
今回はケヴィン・スペイシーが演じているため仕方ないかな?
部屋に飾ってるズラだけで存在を悟られるキャラって中々いません。

劇中の雰囲気は80年代映画みたいでコミカル。
対してスペクタクルシーンではCGも多用した派手なものになっている。
9.11後にこそ必要とされる英雄像か神話なのか?
ひとりで災害に襲われる都市を次々救助していきます。
しかし、あのデイリープラネットのてっぺんのオブジェ、あれ普通に危ないだろ(笑)

評判もぼちぼちだったので続編の予定もあったけど、いつの間にかゴタゴタがあって立ち消えた。
そしてあのリブート作になったわけだが・・。
個人的にはこの映画は結構楽しめました。
気になる伏線も残したままだったので、出来ればこっちの続編が観たかったな~と。
J四郎

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