このレビューはネタバレを含みます
AGE IS NO EXCUSE!
30年以上前に夕方の再放送枠を毎日観ていた当時の雰囲気そのままでした。
舘ひろし(74)、柴田恭兵(72)
お二人とも動きがキレキレ…。「老い」の部分もきちんと見せる按配がちょうど良く、最近で言えばトップガン・マーベリックに通じるものがありました。こんなに絵になる役者さんて今ほかにいるのかな…?
タカ&ユージ以外でも、出演していた役者さんや演じた役柄がどれも魅力的でした。
・土屋太鳳が演じた娘(誰の…?)のナチュラルな感じがとても良かったです。この映画が(興行的には知らないけどたけのこ的に)成功したかなりの部分が彼女のキャスティングにあるように思いました。
・吉瀬さんはご本人の年齢不詳な感じがミステリアスかつ整形顔チックで役柄に合ってました。(ご本人が整形顔ということではない)
・岸谷五朗さんの演じたフェイロンは、悪党なんだけど越えてはいけない良心の一線がある感じなのが良かった。彼が絶命するシーンでのタカ&ユージとのやり取りもとても良かったです。
・海堂役の俳優さんは知らない方でしたが、キレたら何をするか分からないサイコパスな感じが「怪演」と呼ぶにふさわしく、迫力があってとても良かったです。
・カオル姉さんはせっかくの登場なのにあそこまでイタいキャラにする必要ある…?(笑)浅野さんはどんな気持ちで演じてたのだろう? W浅野って呼ばれてた時代もありましたよね…?
切ないラストは多くを言葉にせずともお互いを思いやる優しい世界。なんか語彙が少なくてとても良かったですという感想しか言ってないですが、とても良い映画でした。