名匠ソダーバーグ監督のフィルモグラフィーの中で、おそらく最下位ぐらいの地味な作品だったが、10年の時を経て、新型コロナウィルスによって脚光を浴びた本作。
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グウィネス・パルトローの咳で始まるオープニング、その彼女が開始10分で死に(ジャケ写の使われ方酷いw)悲嘆に暮れる旦那がジェイソン・ボーン、原因究明に動くのがモーフィアスと『タイタニック』のローズと『ダークナイト』ミランダで、対策を仕切る米軍高官がホワイト先生、その周辺を嗅ぎ回るのがブロガーのジュード・ロウ…。
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豪華過ぎる出演陣なんだけど、その感動すらかき消されてしまう理由は、映画で描かれている状況、人々の行動、飛び交う台詞、全てが「今の予言」となっているから。もうねー、正確過ぎて笑うしかない。
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秀逸なキャッチコピーが全てを物語って入る。一番恐くて面倒臭いのは人間。