Smokyさんの映画レビュー・感想・評価

Smoky

Smoky

http://ryukyuconsulting.com
沖縄県在住。映画好きの経営コンサルタント。3歳でのサム・ペキンパー監督の『コンボイ』とジョージ・ルーカス監督の『SW EP. Ⅳ』が映画初体験。作品評価は、独断と偏愛に満ちているので皆さんの参考までに。

映画(161)
ドラマ(0)

セービング・バンクシー(2017年製作の映画)

3.7

行為は違法だけど賞賛される人。
行為は合法だけど軽蔑される人。

この2タイプを描いたドキュメンタリー。

ライフ(2017年製作の映画)

4.1

数々の名作のエッセンスを備えたエンタテインメント性と、全編から漂うそこはかとない「毒っ気」が高次元で融合した良作。

「カルビンには悪意はない。ただ生きてるだけ。攻撃的なのは、我々が攻撃的だからだ…」
>>続きを読む

最初に父が殺された(2017年製作の映画)

3.4

いろんな意味でアンジーの転機となったカンボジア(ドル箱女優となったヒット作『トゥームレイダー』のロケ地であり、人道支援家となったきっかけの地であり、最初の養子を迎えた国)の内戦と歴史を描いた作品。
>>続きを読む

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.8

ギレンホール主演+ギルロイ監督の『ナイトクローラー』コンビによるNetflixオリジナル。

一言で言うなら、とてもデザインされたクラシカルでオサレなホラー映画(そしてネコ映画!)。

レネ・ルッソ(
>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.6

ライアン・レイノルズの「顔芸」と、サミュエル・L・ジャクソンの「サミュエル・L・ジャクソンっぷり」を堪能するための映画。

エロディ・ユンのエキゾチックな美しさと、サルマ・ハエックの変わらぬ美しさ(+
>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

3.6

近年巷のカフェや雑貨屋などがに取り入れてドヤってる「オサレな街」とは正反対のブルックリンが舞台。

20年前にマンハッタンから地下鉄で行こうとして、周囲から「出来れば止めておけ」と言われたブルックリン
>>続きを読む

ストーンズ オレ!オレ!オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.8

少し前に、何気なくNetflixのマイリストに入れたまま未観だった1本。キューバの憲法改正のニュースとサー・ミック・ジャガーの体調不良による北米公演延期のニュースが重なったのを機に観たのだけれど…。>>続きを読む

ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

4.0

案外というか、大抵というか、人というのは見たいように見るし、信じたいように信じるし、勝手に期待して、勝手に失望するルサンチマンの塊だ(自分自身も含めて)。

毀誉褒貶の激しいテキサス・レンジャー。いく
>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

なんだろう?この『クリスマス・キャロル』と『ヱヴァンゲリヲン』を合わせた感…w

メッセージ(2016年製作の映画)

4.7

かけなかった言葉、聞き逃した声、採らなかった選択…。今は過去の選択の結果だし、今の選択は未来の結果だし、未来の過去は今。

「彼ら」の言葉(文字)が「円」なのは一つのメタファー。

別に「ちゃんと選択
>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.7

参った。文句なしの名作。乱暴な表現をすれば『羊たちの沈黙』+『セブン』のアップデート版。(そして怪優ジェイク・ギレンホール出演作鑑賞三連チャン目)

レビューの多くに「宗教」という言葉が出てたけど、そ
>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.5

『カラーズ 天使の消えた街』(名作)や、TVドラマシリーズ『サウスランド』に続く、ロス市警現場実録風ドラマの系譜。勿論、舞台はサウスセントラル。(最近、ジェイク・ギレンホールづいてる)

中盤の伏線(
>>続きを読む

十年(2015年製作の映画)

3.5

ずっと以前に観た、ウォン・カーウァイの『2046』が、香港の特別行政期間が終了する年であることを知ったのは最近。

香港で「禁書」を扱っていた書店主が出版の自由を求めて台湾で新たに本屋を開業しようとし
>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.8

名作『ダラス・バイヤーズ・クラブ』の監督、主演は怪優ジェイク・ギレンホールとナオミ・ワッツ(最近、キム・ベーシンガーに似てきた?)とくれば観るしかない。

自分にも経験があるけれど(一緒に居るのが当た
>>続きを読む

ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(2019年製作の映画)

4.4

涙の感動、魂揺さぶる興奮、示唆に富む教訓……なんか皆無の『裏 ボヘミアン・ラプソディー』。だからこそ素晴らしいし、むしろ、それらを期待して観た人に中指を立ててる感じが、このバンドの本質を上手く捉えてい>>続きを読む

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

4.0

わずか30分弱だけど、とてもパワフルな作品。自分の価値観や尺度を基にして、異国の文化や社会(ジェンダーの問題も含む)を語るのはフェアでないことは十分に認識しつつ、一方で、それによって虐げられた当事者が>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

ビミョーに噛み合わない会話、すれ違う思い、届かない気遣い、無意識に溜め込んだ嫉妬や僻み…。家族なら大なり小なりある人間模様をコミカルに暖かく描いた良作。
ウェス・アンダーソンの映画のようなトンがった要
>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

4.2

久々にガツンとくる映画を観た。ミニマムの極致みたいな設定と映像の中に含まれた強烈なメッセージ(これが英国人監督による作品というのがミソ)。
芸達者な出演陣の演技と、見事な演出によって丁寧に描かれた登場
>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

あれから20年。レントンはジェダイ・マスターとなり、シック・ボーイはTVドラマでシャーロック・ホームズとなり、ベグビーは「007」で悪役となり(シックボーイが羨ましがる筈だ)、ダイアンはエミー賞を受賞>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

劇場公開時は大学4年生。当時「イケてるスノッブな若者」たちが通い詰めていた渋谷シネマライズの長蛇の列に並んで観た。

団塊Jr.の我々は、いわゆる「ロスジェネ世代」と呼ばれ、日本経済は完全なる低迷期に
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.9

幼少の頃、自分でスゴロクを作って、ゴールの直前で「スタートに戻る」というステーションを作ったら、自分がそのトラップに何度もハマった悪夢が蘇った映画。

一方で、ミハイ・チクセントミハイが定義した、同
>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者​(2019年製作の映画)

3.8

マドンナ様のディスコグラフィの中でも屈指の名曲『Ray of light』のMVを監督したジョナス・アカーランドによるアクション映画。

『スーサイド・スクワット』+『レオン』な、いかにもコミック原
>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.5

このドキュメンタリで紹介されたインスタとセレブリティを使ったイベントビジネスにしろ、株価や不動産ビジネスにしろ、経済のエンジンは世の中の「空気」や「気分」といった類いであり、根底には「欲」が作用してい>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジム・ビーチらの三人による、ポール・プレンターへの強烈な復讐。お題は『付き合う友達を間違えると死ぬよ…』というメッセージ。

映画の構成上、端折る部分は多々ある
>>続きを読む

アロハ(2015年製作の映画)

3.5

大好きなキャメロン・クロウ監督の作品であることと、キャストの豪華さで鑑賞。
往年の彼の作品から感じる温かみや、親密さみたいなものが少しばかり薄れている気がしないでもない。
劇中で流れる音楽のセンスは相
>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

リアリティは一切無視、感情の機微を一切廃止し、シューティング・ゲームのようなガンアクションと、格闘アクションをひたすら楽しむための映画なので、ヤボなことは言いっこなし。

逆にここまで振り切ってくれる
>>続きを読む

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

3.5

良作を次々と量産する、ブラピ率いる制作会社『PLAN B』が、御大自らが主演してNetflixにリリースした作品。

米国のアフガニスタン侵攻作戦を『マネーボール』のフォーマットで描いた風刺作。戦闘シ
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.4

クリスマスに相応しい作品を….と思い、未観だったこの作品をチョイス。

人間が自らを律して生きていく上で必要な「拠り所」の手段の一つとしての宗教。その本質は、自然や他人を理解し、世の中の「理り」を見出
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

人種、暴力、貧困、麻薬、ネグレクト、セクシャリティ…。あらゆる社会問題をクロスして挿入しつつも、実は一番伝えたいことは「一人でもいいから認めて、受け入れてくれる相手が居ればその人は救われるかもしれない>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.6

美しく、静かで、嫋やかで、女性的な力強さに溢れた作品。

ローマ(ROME)じゃなくて、ローマ(ROMA)。イタリアではなくメヒコのコロニア・ローマが舞台。

時間軸や世相、登場人物の心情の変化や対比
>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.8

村上春樹の小説を米国ポップカルチャーのフォーマットで観ているような感覚。
主人公の世の中からのズレ具合、消えた女の子、梟女→羊男、犬殺し→猫殺し、カルト教団→さきがけ、いろいろと助けてくれる個性的で魅
>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.0

ストーリーは典型的なデストピア物語ではあるけど、公開から12年が経ち、移民&難民問題とブリグジッド、格差社会や環境汚染が進んだ今の視点で観ると、とてもリアル…というか半分は現実化してるから怖い。

>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.4

レオ様が、クマとインディアンに襲われて、寒さと恐怖に震えながら、ひたすら這いずり回って逃げる映画。そういえば主演前作の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも震えて這いずり回ってたよね…。

Macの
>>続きを読む

ジョイ・ラック・クラブ(1993年製作の映画)

4.4

現在、全米ヒット中の『CRAZY RICH ASIANS』の四半世紀前にオリバー・ストーンとウェイン・ワン(大好きな『SMOKE』の監督)によって作られた、中国系米国人の母娘を描いた映画。

劇中で描
>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.3

台風で軟禁状態につき久々に鑑賞。改めて観ると、近未来SFの体裁を採りながら、実のところは人間の本質を描き(you can choose the future with a right will…)古き>>続きを読む

恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

3.3

大切である意味「重い」話題を、超豪華キャストによる群像劇で(ギャラ総額いくらよ?)、コミカルに、ある意味ステレオタイプ的に、ライトに描いた作品。

ストーリーには入り込めなかったけど、量販店的普段着姿
>>続きを読む