Smokyさんの映画レビュー・感想・評価

Smoky

Smoky

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沖縄県在住。映画好きの経営コンサルタント。3歳でのサム・ペキンパー監督の『コンボイ』とジョージ・ルーカス監督の『SW EP. Ⅳ』が映画初体験。作品評価は、独断と偏愛に満ちているので皆さんの参考までに。

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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.8

村上春樹の小説を米国ポップカルチャーのフォーマットで観ているような感覚。
主人公の世の中からのズレ具合、消えた女の子、梟女→羊男、犬殺し→猫殺し、カルト教団→さきがけ、いろいろと助けてくれる個性的で魅
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.0

ストーリーは典型的なデストピア物語ではあるけど、公開から12年が経ち、移民&難民問題とブリグジッド、格差社会や環境汚染が進んだ今の視点で観ると、とてもリアル…というか半分は現実化してるから怖い。

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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.4

レオ様が、クマとインディアンに襲われて、寒さと恐怖に震えながら、ひたすら這いずり回って逃げる映画。そういえば主演前作の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも震えて這いずり回ってたよね…。

Macの
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ジョイ・ラック・クラブ(1993年製作の映画)

4.4

現在、全米ヒット中の『CRAZY RICH ASIANS』の四半世紀前にオリバー・ストーンとウェイン・ワン(大好きな『SMOKE』の監督)によって作られた、中国系米国人の母娘を描いた映画。

劇中で描
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.3

台風で軟禁状態につき久々に鑑賞。改めて観ると、近未来SFの体裁を採りながら、実のところは人間の本質を描き(you can choose the future with a right will…)古き>>続きを読む

恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

3.3

大切である意味「重い」話題を、超豪華キャストによる群像劇で(ギャラ総額いくらよ?)、コミカルに、ある意味ステレオタイプ的に、ライトに描いた作品。

ストーリーには入り込めなかったけど、量販店的普段着姿
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.1

ヨレヨレでクタクタなラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが、ユルユルでグダグダな活躍をするバディ・ムービー。
全てがスピーディーで派手に進む現代のアクション映画の中にあって、本作のスローさとオフビー
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

周囲から「正直な人になりなさい」と言われたので(自分の意見は置いておいて)客観的事実をそのまま指摘したらなぜか怒られた…そんな経験のある人にはよく理解出来る映画(史実)だと思う。

彼の目的は「ある事
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.1

摩訶不思議な映画。大人の絵本。タイの熱帯雨林、湿った濃厚な空気や緑の奥深くにある「何かいる感じ」は、沖縄に住んでいる今はよく分かる感覚。オープニングとエンディングの正反対の距離感。最後に流れる音楽が「>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.1

ただひたすらに敗走する兵士たちとそれを助ける人たちを描いた2時間弱。突然シュワルツェネッガーやスタローンやステイサム的な存在が現れて敵を蹴散らしてはくれないし、友軍戦闘機の助けも虚しく人を満載した駆逐>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

映画のスタイルは完全に『オーシャンズ』シリーズをなぞってるだけなんだけど(「オーシャンズ・セブン=イレブン」!w)、豪華キャストの醸し出す「オフビート感」が良い味を出してるのと、Dr.JohnやLor>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.5

【教訓】コントラクトにサインするときは、ちゃんと中身を吟味しよう。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.3

予備知識ゼロで観たのだけれど、偶然にも最近観た二本と繋がりがあってびっくり!

1.ナチス(正確には協力者)への復讐劇&クリストファー・プラマー→『手紙は覚えている』

2.劇場型犯罪&ジョディ・フォ
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悲情城市(1989年製作の映画)

4.8

侯孝賢監督による台湾映画の金字塔。台湾という国(国際社会では正式に承認されていないけど…)の複雑な歴史を学べるだけでなく、成熟した民主主義をベースに彼等が東アジア諸国の中でも社会・経済において進歩的で>>続きを読む

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.4

突っ込みどころ沢山な映画だけど(逆ストックホルム症候群かよw)たぶんそんなことはどーでも良くて、このSNSの時代に「不特定多数の見てる前で自分の名前を出してちゃんと考えてることを言ったり、真実を探そう>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.2

大好きなPTAの大好きな恋愛モノ。ラストのアダム・サンドラーが放つ台詞にこの映画の全てが集約されてる。恋をしている男は無敵なのだっ!

フォーカス(2015年製作の映画)

3.2

『スティング』と比べるとラストのオチが読めるのでドンデン返し度は劣るし、『華麗なる賭け』(『トーマス・クラウン・アフェア』も含む)と比べるとオサレ度は劣るし、『アウト・オブ・サイト』と比べるとコメディ>>続きを読む

リチャード・リンクレイター 職業:映画監督(2016年製作の映画)

3.5

『6歳のボクが…』や『ビフォア…』シリーズ、『スクール・オブ・ロック』など、大好きな映画を撮る大好きな監督のドキュメンタリ。

パーソナルで親密な空気感を撮るのが抜群に上手い監督という意味ではキャメロ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

老人版『キル・ビル』+『メメント』!

久々によく考えられたドンデン返しモノを観た。なかなか辿り着けないターゲット(そりゃ初っ端で正解なら映画が続かないw)、シャワーや、貨物列車、駅舎の鉄骨やスピーカ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

実際のチェット・ベイカーや彼を取巻く状況はこんなに綺麗ではなかったと思うけど(ヘロインは数ある麻薬の中でも、最悪の中毒症状を引き起こす)イーサン・ホークの神懸かり的な演技(完全になりきってる!)を中心>>続きを読む

(1985年製作の映画)

4.1

4Kデジタル修正版で再観。もし『クラシック』と呼ばれるものの定義が「時の試練を経てもなお通じる普遍的なテーマがある」「何度観ても新しい発見がある」であるならば、本作は紛れもなくその一本に入る。

神や
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.5

ただただ、トム・ハーディ様の演技(レジー:チャーミングなトム・ハーディ様、ロン:ダークなトム・ハーディ様。貴方はどちらがお好き?)を堪能するための映画。ストーリーは凡庸だけど、好きな役者なのでコレはコ>>続きを読む

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.6

凄い人を描いた凄い作品に出会ってしまった…。

自分の雇用や生活、世間体や人間関係など維持するため、意にそぐわない決断や行動、無自覚な裏切りなどによって他人や自分を損ない続ける人も多い世の中にあって、
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友へ チング(2001年製作の映画)

3.0

う〜ん…。感情移入出来なかったのは、自分の理解が足りないせいだと思いたい…。ユ・オソンの表情や目の演技は秀逸。

日の名残り(1993年製作の映画)

3.5

行間と余韻を味わう、原作小説の空気感を大切にして丁寧に作られた映画。

単に「寸止め系恋愛映画」として観ても楽しめるのだけれど、環境も人も駆け足で変化していく時代を、自分の本分とルーティンをきっちり守
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オール・シングス・マスト・パス(2015年製作の映画)

4.4

先日亡くなった、ラス・ソロモンとTOWER RECORDSを創ったメンバー達のインタビューで構成されたドキュメント。創始者のラスを筆頭に、皆に共通しているのは「少しばかりクレイジー」で「家族的(かとい>>続きを読む

ハードエイト(1996年製作の映画)

3.4

大好きな監督、PTAのデビュー作。主役のフィリップ・ベイカー・ホールの上品で枯れた魅力をひたすら堪能する映画。スピルバーグの『激突』やタランティーノの『レザボア・ドッグス』など「才能ある監督のシンプル>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.2

個人的な恋愛映画のオールタイム・ベストの一つである『恋のためらい』に匹敵する名作。

掛け違えたボタンが、ストレスの元になって少しずつ溜まっていき、何らかのトリガーによってある日突然爆発する。当人が一
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

欲望の資本主義。ピカレスク・コメディ・ヒューマン・ドラマ。よく出来てはいるのだけれど、基本的には、レオ様のブチキレた演技を3時間かけて堪能する映画。

超真面目なレオ様は、本作の演技だって全力投球。眉
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.6

空撮と重低音な音響。『ブレードランナー 2049』でも魅せた映像と音楽の乾いたタッチは、冒頭の1ショット目から監督がドゥニ・ヴィルヌーヴであることが分かる。(彼は絶対にGoogle Mapを見るのが好>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

実は、この映画の主題は話題の尋問パートではなくて、後半の裁判パートにあると思う。あのパートが有る無しではこの映画の重さが全く違ってくる。
人は、問題の存在以上に「長い時間が経っても依然としてそれが解決
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

突然、自分の身に耐えきれないことが起こったとき、人はどのようにして忘れたり、折り合いを付けたり、相手や自分を赦したりするのか?…を描いた作品。
登場人物のそれぞれに、耐えきれないことが起こり、皆んなそ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.7

何度も観返しているダニエル・クレイグの『007』だけど、ちゃんとレビューしてなかったので改めて。

これまでセオリーをことごとく覆すことで成功してきたクレイグボンドの金字塔的作品であり、プロデューサー
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.3

何度も観返しているダニエル・クレイグの『007』だけど、ちゃんとレビューしてなかったので改めて。

より現代的にアップデートされたクレイグのボンド映画。その原動力は、御父様の意志を継ぎつつも、新しい血
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.3

何度も観返しているダニエル・クレイグの『007』だけど、ちゃんとレビューしてなかったので改めて。

冷戦終結によって世界のパワーバランスが変わり、以前にも増してテロが頻発する時代へと変化した中で、20
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