ぼうるちゃん

ゴースト・トロピックのぼうるちゃんのレビュー・感想・評価

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)
3.7

終電逃してトボトボと、、、
から想像していた以上に色々ある。

笑い止まらないマッマ、、、ビシッと自分の意見言うマッマ、、、こう、会話の寄り添いみたいなのも無かったりして、でもそれが確かに「そういう人いるよなぁ」という感じに日本人だとなるけど、移民国家だとまた違う?

おせっかいというのか、「我の助けたい命は元気かえ!?」の、よく言えば慈愛。悪く言えば恩着せがましい(とも違うけど、不思議な執着、でも生き死になんだからそうっちゃそうか)。
守備一貫してたんだな、、、と今書きながら思うなど。

夜の路上をテクテクと。
リアルではそうはいかんが、やっぱ音楽があると楽しいよね、、、

一晩だけのテクテク、その場限りの一瞬だけ現れた灯火のような合流、そして娘に対する感情を目の当たりにしていきなり緊張感が訪れる。
だんだんと翳っていく部屋、、、言葉にできなかった私たちの持つ日常のなかの詩情、そうかこういうことだったのかと思わされるような。
常夏の、そして最後のキリッとした顔。もう前の晩の女性ではない。