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オリオンと暗闇のエスのレビュー・感想・評価

オリオンと暗闇(2024年製作の映画)
3.7
大の怖がりオリオンが暗闇と出逢い、夜の空を旅して世界を知り、数多くの恐怖を克服していくお話なのですが、主要キャラクターの睡眠と不眠と夢と雑音と静寂の関連性を掴めずしばらく????となりながらみていたのですが、途中で脚本がチャーリーカウスマンと知り、理屈を全部手放しました。笑

ただ睡眠が命の人間目線でみてしまうので、妨害行為に意義があると思えず、またしても????となっていたのですが、のめり込みすぎて、自分が普段、夜の方がよっぽど好きな事、夜しかもたらすことの出来ない無数の星の輝きが何よりも好きなことを忘れていました。待つ価値が大アリの美しかったあのシーン。忘れたくない。空を彩っていく光と闇の飛行シーンも言わずもがな素晴らしいです。

語り継がれ繋がっていく物語も斬新で素敵。プラネタリウムの繋がりにテネットみを感じたのは自分だけじゃないことを願う(それとも初っ端ボーッと見過ぎてただけ?)
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