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ぼくの名前はズッキーニのエスのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
3.9
”燃ゆる女の肖像”でお馴染みのセリーヌシアマが脚本手掛けるかわいく切ない素敵なストップモーションアニメーション。

若い女性へと去ってしまったパパを待ちながら、アルコール依存症の母と一つ屋根の下で暮らす少年イカール、いつもの様に怒鳴る母を避け屋根裏でひとりお絵描きをしてたある日のこと、自分の過失で母親を亡くしてしまう。そして孤児院の一員となり、同じような境遇の子供や優しい大人たちと触れ合う中で深く傷付いた心を変化させていく物語。

展開として、どうしてもシモンたちが気になってしまうし、彼らが成人するまで終わっちゃいけんだろと思うが、あの施設は温かい場所であることがわかってるし、遠足や救出劇等、何気ない会話たちを通して芽生えた絆たちは強く、彼らを結び続け、幸せをもたらすだろうと信じたい。信じている。
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