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In the Basement(英題)
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『In the Basement(英題)』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8
【第71回ヴェネツィア映画祭 アウト・オブ・コンペティション出品】
『パラダイス』三部作のウルリヒ・ザイデル監督のドキュメンタリー作品。ヴェネツィア映画祭のアウト・オブ・コンペティションでプレミアされた。

面白かった。色んなヤバい人たちの地下室を覗いていくようなドキュメンタリー。カメラワークといい演出といい、ドキュメンタリーというよりはドキュ・ドラマと言った方がいいのかも。かなり演出が入っている。

『パラダイス』三部作でザイデルの虜になった自分としては満足できる作品だった。誰がどう見てもザイデルの作品。それくらい作家性が強く出ている。

露悪趣味が満載で飽きない。ナチに傾倒する銃おじさんたち、箱に入った赤ちゃんを可愛がる女性などなどクセ強がたくさん登場する。

流石ウルリヒ・ザイデルといった感じ。最近は少しトラブルがあったりしたが、このセンスは唯一無二だと思うので撮り続けてほしい。
izu
3.5
地下室を持つ人々に取材し、それぞれの’’プライベートな空間’’を通して人間性を描き出すドキュメンタリー映画。

プロットからは割と真面目そうな雰囲気を感じるものの、ジャケからなんとなくで分かるように内容は奇天烈という言葉が良く似合う(決してふざけてはいないものの、どこかシュールさのつきまとう)映画。

エアガンを用いて射撃訓練をする男性、人形の赤ん坊をあやし続ける女性、トロンボーンを演奏する男性、中盤までは特に特筆するような事でも無いプライベートが展開されて行くが、それを過ぎてからの、ドキュメンタリーとしてのあまりの不自然さが面白い。

特に、お互いの信頼の上に成り立つ共依存的SMカップルの登場からは最早本当にドキュメンタリーなのか、実はフィクションだったりするのかも分からないまま生々しい描写が続く。
ゴールデン玉に鉄球をぶら下げた状態で歩かせ、金ボールを紐で括り釣り上げ、女性の小便後の性器の拭き取り(クンニ)だとか、そういったものが淡々と続く。

終わり方も曖昧で結局の所「奇妙奇天烈」という後味で終わってしまう映画だったんだけど、ある登場人物のネオナチが発覚する長回しが最高すぎてそれだけで観た価値があった。

視聴 2024年6月21日
4.0
家の中に地下室を持っている人の生活に密着したドキュメンタリー映画

初ウルリヒ・ザイドル。
地下室の活用方法は多岐にわたる。例えば広大な空間を使って射撃場施設を開いたり楽器を演奏したり人形の赤ちゃんを収容したり...あるいはネオナチがナチスのコレクションの収容部屋に用いたり、 共依存的な関係性のSMカップルがSMに興じたり、分娩台プレイをしたりなど...映画内に登場する過半数の人物がとにかくヘンテコで奇天烈としか言いようがなく、中々に異常なドキュメンタリー映画であった。
前半はまだ落ち着いているものの、中盤辺りから異常さは際立って加速していく。ただのトロンボーン奏者に思われていた人の部屋の中にナチスのコレクションが詰められていてネオナチだと判明するあの長回しショットの奇妙さ!

ウルリヒ・ザイドル監督の作品は初めてなため、普段この監督がどのようなスタイルの映画を撮影しているのかは不明なのであまり言えないが、生活に密着したドキュメンタリー映画であるにも関わらず、登場する人達の背景が殆ど語られない手法がかなり奇妙に思えた。一部は語られるものの、それに充てられる時間は少なく、映像の殆どは固定ショットで生活を映し出す...その突き放したような、「見世物」的な悪趣味さも少し感じなくもない。(ラストショットはまさに「見世物」的なショットだろう)
そして確実にショットにおける作為性も交わっており、この映画がただのドキュメンタリー映画ではないことは確かに感じられる...
演出もショットも映される人物の生活も何もかもが絶妙に相まって、とにかく奇妙としか言いようがない味わいだった。
パラダイス三部作観るか...