このレビューはネタバレを含みます
今回は、ライリーが、中3になり、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、に加えて、新しく、シンパイ、イイナ、ダリイ、ダリイ、ハズカシ、が加わり、思春期の怒涛のような展開に、という話。
新しい感情と今まであった感情の戦いと和解の展開が、非常に面白く描かれる。ここは、ハラハラさせられるし、非常によく作られていると思った。特に、ラストで、友達にライリーが謝まる所は、泣かせる。最後まで面白く観ることが出来た。
しかし、ライリーが、カナシミの暴走によって、アイスホーケーコーチのノートを忍び込んで盗み見したり、味方チームのパックを奪い取ったりと、とてもありえない展開。ライリーは、両親もほぼ安定しているし、新しい環境にも慣れてきているし、焦ったとはいえ、とてもこういうことをするとは思えないし、ライリーの性格がやや分裂したように思えて残念だった。
前回、吹替版の方が良かったので、今回も吹替版を観た。カナシミの大竹しのぶはやはりさすがだったし、竹内結子に代わった小清水亜美もプレッシャーもあったろうに良かったし、シンパイの多部未華子は、全く彼女とは思えないほどでかなり良かった(2024.8.20)。