ひでG

ストップ・メイキング・センス 4KレストアのひでGのレビュー・感想・評価

4.1
平日休を使って、日比谷TOHOで観ました。
本当はIMAXで観たかった(聴きたかった)けど、大きくてキレイなシアターで堪能してきました。
僕は音楽的な(特に洋楽)知識がなく、タイトルと「何か凄いライブらしい」て噂は聞いたことがある程度でした。
ただ、2年前に「アメリカン・ユートピア」を知識なしで配信で観ています。
メロディとか歌上手とかではない、今まで注目してなかった別の聴き方、別の魅力があるな、どっか引っかかるなって、気になるなあ、続けて2回観ていました。
当時、デヴィッド・バーンもトーキング・ヘッズも知りませんでしたが、もっと以前に伝説のライブ映画「ストップ・メーキングセンス」があり、いつかは観たいと思っていました。

ギターと懐かしいカセットデッキ一つを持って現れた男性。「誰?」そっか、デヴィッド・バーンか、40年前だから若いはずですね。

舞台はまだ資材も剥き出して何もないところから始まります。リハーサル?と思っていると、突然歌い出すバーン。変な踊り?これって時々サザンの桑田さんもよくやる変な動きだね。(サザンはデヴィッド・バーンの影響受けてるのかな、)
気がつくとバンドメンバーが段々増えていく。「サイコパスの歌」サビが気になる、口ずさみたくなる。

新しい歌になるたびに新しいメンバーが増えて(僕はベースギターの女性が気になりました😅)
舞台もどんどん完成し、いつの間にか証明や背景も本格的なライブ会場になっていきます。
一体感と独特なリズム。光と影の世界。独特な歌詞。全く知らない曲ばかりなのにちっとも飽きない。

歌いながら、表現しながら創り出していく世界!
デヴィッド・バーンは何を表現しているのか?
おっと、これこそ、「ストップ・メイキング・センス」→「意味付けを止めよう!感じるままに!」てことかな。
少し難解な作品に出会うと、その解説動画がばーと出てくる昨今。その行き過ぎ、意味付けのやり過ぎを諌めてくれてるのかな、って
また意味付けしてしまった😅

このサントラが欲しい。通勤時に聴いて、その日をハッピーに過ごしたい!

「アメリカン・ユートピア」も劇場で観たい(聴きたい)です。
このライブにスコアは似合わないですが、カメラワークとか段々ライブができてくる映画的な感じとかを鑑みてって、メイキング・センスが止められない。ごめんなさい。
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