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殺人鬼の存在証明のHARUのレビュー・感想・評価

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)
3.7
「世間を賑わせた連続殺人事件、解決したはずなのに新たな被害者が現れる。誤認逮捕をしてしまった警察は再び捜査を始め、犯人を捕まえるが・・・」的なストーリーでした。初めは、平坦なストーリーで何度も過去と現在を行き来するため、「なんか退屈かつ疲れる映画だな」と思っていました。しかし、後半は衝撃の展開が待っていました。怒涛のどんでん返し。「気になっていた現代のシーン→過去に戻る→実はこういう真相があったん→現代に戻る」みたいな展開がベースでした。長時間かけてバラバラのパズルを組み立てて、1枚の壮大な絵を完成させるような爽快感がありました。所々に気になるセリフやシーンはしっかりと終盤に回収させます。なので、長尺の映画なのですが、なるべく観ている人はなるべく展開を覚えておく必要が出てきます。観ていて、疲れる映画です。ただ、見応えのある映画でした。
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