花俟良王

No.10の花俟良王のネタバレレビュー・内容・結末

No.10(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人を食った映画だがかなり楽しめた。一体何処に着地するのかという不安と期待、そして着地してからの心地良い混乱がいい。

一応の筋は通っているが、毛色の異なる印象的なシーンだけを先に置いてから筋を通し肉付けしていったような超展開。しかもエンドクレジットに入った瞬間観客は「え!?…ということは…?」と、慌てて展開を反芻することを強いられる。個人的には娘の言ったことが全てだと思うが、宗教とそれにまつわる争いへの批判が感じられた。

それでもこの映画のジャンルは?と聞かれたら、私は「コメディ」と答えるだろう。
花俟良王

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