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季節のはざまで デジタルリマスター版のryoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

未知のことだらけだった子どもの頃。
だから想像や物語が世界を魅力的なものにする。

皆が想像の物語の中にいる。
この中にずっと浸っていたいと思う。
ゆったりとしたカメラの動きも心地良い。

祖母が語る祖父の昔話、女優のキスで目覚めるシーン。
天国のシーン。
仮装パーティーのダンスのシーン。
うっとりする夢の世界。

こんな風に毎日毎分毎秒、
世界を観れたら、感じられたら、
どんなに人生が豊かになるだろうかと思う。
ただ、ずっと子供でいるのも難しいのだという儚さ。

そして、抜群のラスト。
映画館の明かりがついて欲しくない、終わって欲しくないなと久しぶりに強く思った。
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