Nちゃん

パレードのNちゃんのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
3.1
瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子。
離ればなれになったひとり息子の良を捜す美奈子は、道中でアキラという青年や元ヤクザの勝利、元映画プロデューサーのマイケルらと出会い、やがて自分がすでに亡くなっていること、未練を残して世を去ったため、まだ“その先”に行くことができずにいることを知る。
そしてアキラたちもまた、さまざまな理由でこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を捜すパレードに参加したことをきっかけに、少しずつ心が変化していく。


大前提として、東日本大震災(もどき)を感動の種にするのをやめてほしい!
感動をそそるために何故亡くなったのかその理由として震災を使うのはもうこれっきりにしてほしい。震災は感動の材料じゃないよ。冒頭すぐの津波を連想させるシーンももういらない。どうしても使いたいならジャケットの下のほうにでも「今作は震災津波をモチーフにしています」ってクレジット入れたら?PTSDの人とかパニック障害の人とかが何の予備知識も無くこの映画見て調子悪くなったらどう責任取るの?
それに、能登半島地震が起きたあとに配信スタートになって、狙ってはいないにしろ起きた災害後に配信できて余計にこの映画が話題になるだとか共感する人が増えるだとかそんな思惑がこの映画の制作者たちが思っていたりなんてしたら寒気するわ。


無駄にキャストが豪華すぎるのも逆に不快だった。それぞれの年代のオールスター感謝祭か?若手も今旬俳優起用だし。

登場人物それぞれの会いたかった人に会いに行くという話で、順番にそれを見ていくだけ。会えて自分の気が済んだら成仏しますよってこと。
最後ナナだけが何故生き返れたのかが謎。

高石あかりがこの中では一番輝いてた。
藤井監督は題材によって当たり外れが激しいな。
Nちゃん

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